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足白癬は塗り薬、爪白癬は飲み薬で治すのが基本です。
「水虫を治す薬を発明したらノーベル症」とはもはや過去の話です。
近年、白癬菌の発育を抑えるばかりでなく、白癬菌に殺菌的に作用する薬も開発され処方されています。
正しい診断に基づく適切な治療(処方と服薬)がなされれば、ほとんどの水虫 は治る時代を迎えたわけです。

白癬の治療には、抗真菌薬(こうしんきんやく)という薬が使われます。
外用薬(塗り薬;クリーム剤、液剤、軟膏剤)と内服薬(飲み薬;錠剤、カプセル剤)がありますが、趾間型や小水疱型の足白癬では塗り薬が、角質増殖型の足白癬や爪白癬では飲み薬が一般に第一選択薬となります。
「水虫に飲み薬」と聞いて、驚かれた方も多いと思いますが、角質増殖型の足白癬や爪白癬の場合、硬く厚くなったカカトや爪の外側から薬を塗っても奥深く潜んでいる白癬菌まで薬の有効成分が行き渡りません。その点、飲み薬ならば血流に乗って直接白癬菌にダメージを与え、体の内側から治すことができるわけです。
治療期間の目安としては、趾間型や小水疱型の足白癬では皮膚の新陳代謝を考慮して最低4週間は塗り薬を塗りつづけて下さい。白癬菌は症状の出ていないところにも潜んでいますので、症状の認められる場所以外にも広く満遍なく塗ることが大切です。
角質増殖型の足白癬では8週間(2ヵ月)、爪白癬の場合は最低3~4ヵ月を飲み薬を服用する目安としてください。爪白癬の場合、これまでの飲み薬は1年以上服用しなければなりませんでしたが、近年開発されたお薬は服用を止めた後も有効成分が爪の中に留まり効果が持続しますので、従来に比べ治療期間が大幅に短縮されました。



薬である以上、いかなる薬にも副作用出現の可能性はあります。
特に爪白癬等に処方される飲み薬の場合、少数ですが肝機能に影響が認められる方、あるいは貧血などの症状を訴えられる方がいます。
しかし、投与前や投与中に定期的な血液検査を行うことによって、副作用を未然に防いだり、早期に発見することができます。
副作用が現れた場合は服用を中止したり、ほかの薬に変更するなどして対処されますので、心配な点は自己判断せずに、すぐに医師に相談下さい。
また、ほかの薬との飲み合わせ(相互作用)についても、医師と薬剤師で二重にチェックしますが、患者さんご自身も十分問題意識を持って、薬局等で買い求めたお薬(一般薬)も含め、現在服用されているお薬をすべて申し出て下さい。
医師と一緒になってより良い処方を考えていく姿勢が大切です。
爪白癬の疾患と治療、そしてお近くの皮膚科がおわかりいただけるサイト「爪ネット」はこちらです。